サプリメントの品質:5つのチェック項目

サプリメントとは

「品質の良いサプリメント」って、結局どんなサプリなの?と思ったら。下記の5つのチェック項目を確認してみてください。

おそらく、すべてを満たすサプリメントというのは、ほとんどないと思います。

だけど、すべてを満たさないとしても、なるべく多くの項目をクリアしているもの。
または、クリアに近い状態であるもの、を選ぶように意識してみてください。

優先してほしい項目から順に、書いていきますね。

本当に天然の原材料を使っていますか?

「天然の原材料」というのは、言い換えると、「食材を使用していますか?」という事です。
「天然の石油」を使っていても、これでは「天然サプリ」の意味がありません。

人間の身体は、「食材」は消化して活性出来るけれど、「化学成分」は異物と判断して排泄したり、または未分解のまま浮遊してアレルギー源になったりします。

石油などから合成するほうが低コストなので、多くのサプリメントは、合成成分を多く含んでいます。

しかし、「注意すべき偽ナチュラル」にも記載したように、一見、天然のサプリメントのように見せて販売しているものが多い、というのが実態です。

「天然成分含有」 ← 一部だけが天然成分
「天然の○○を使用」 ← その原材料だけが天然

 理想は「1粒すべてが天然栄養素のみ」で出来ている事が理想です。

現在は、遺伝子組み換え食品を使用していないかどうか、もチェック項目になりますね。

無駄な成分が入っていませんか?

「無駄な成分」というのは、いわば、「添加物」の類いのものを指します。

先ほども書いたように、人間の身体は、「食材」は消化して活性出来るけれど、「化学成分」は異物と判断して排泄したり、または未分解のまま浮遊してアレルギー源になったりします。

添加物は、合成栄養素と同じで、「化学成分」です。

これらの化学成分は、体内で活性出来ないだけでなく、それらを排泄させるためにも栄養素が浪費されますし、「正常な細胞」を傷つける可能性もあります。その「正常な細胞の傷」の修復にも、栄養素が浪費されます。修復されなかったものは、「癌細胞」になります。

驚く事に、1粒のうち、9割以上が添加物であるようなサプリメントも存在します。

なかなか成分表ですべてを読み解く事は難しいのですが、少なくとも、合成着色料、人工香料、人工甘味料だけは絶対に不要です。
成分表を見てみましょう。

 理想は「1粒すべてが栄養素のみ」で出来ている事が理想です。

低温加工していますか?

「栄養素」の多くは、55度以上に加熱する事で消えてしまいます。
どんなに良い原材料を使っていたとしても、高温加熱で、消えてしまっては、意味がありません。

栄養素を、「生きたまま」届けるためには、低温でじっくりと加熱して作る必要があるのです。

しかし、高温で加工したほうが、短時間でサプリメントが完成します。人件費を抑えて、大量に生産するために、高温で加工しているサプリメントがほとんどなのが実態です。

低温加工は、手間も時間も経費もかかってしまうため、低温加工しているメーカーは、必ず、そのことをPRしています。
ただし、ここでも、「一部だけを低温加工」というサプリが出てきています。せっかく一部を低温加工しても、最後の仕上げで高温加工にしていては、まったく意味がありません。

 理想は「1粒すべてが低温加工」で出来ている事が理想です。

体内で働く成分バランスですか?

ほとんどの栄養素は、「協調」して働きます。
特定の1つの栄養素だけを摂取しても、協調して働いてくれる仲間がいなければ、活性される事はなくて、ただ排泄されるだけなのです。

特定の成分の含有量の多さだけをPRしているサプリメントがありますが、重要なのは、「多さ」ではなくて、「バランス」です。

また、特定の成分だけを多量に飲んでしまうと、今度は、その成分が、あなたの「アレルギー源」になってしまう可能性もあります。
(それだけが多量に入ってくると、それを異物と判断してしまうため)
特に、ビタミンB群のサプリメント(葉酸)、コラーゲンやヒアルロン酸などのサプリメントに多いので注意が必要です。

 理想は「栄養成分単体」ではなくて、「体内で活性出来るバランス」になっている事が理想です。

管理体制は整っていますか?

必ず、何年かに1度は報道される「成分詐称問題」。必ず、メーカーの「知らなかった」という言い訳で終わります。
毎度のことで、正直、見ててうんざりします。

なぜ、「知らなかった」ということが起こりえるのかといえば、それは、「原材料の仕入れ」や「加工」を「外部」に委託しているからです。

驚く事に、ほとんどのメーカーは、外部に委託しています。
外部で作成したものに、メーカー独自のラベルを貼れば完成なのです。

そして、ラベル貼りだけを日本国内で行えば、それは、「国産サプリ」になります。「安心の国産サプリ」が必ずしも安心とは限らない理由です。

メーカーは、「知らなかった」で責任逃れが出来るとしても、実際に飲んでいる消費者にとっては、「知らなかったじゃすまされない」話ですよね?
ほんとは、最初から、「知らなかった」が通用するように、外部に委託しているくせに。。。

 理想は、「1粒すべて」が自社工場で製造されている事です。
すべてが自社工場製なら、言い逃れは出来ないので、必ず、徹底的に管理しています。

まとめ

私たちは、結局のところ、「資本主義社会で生きている」
これは、忘れてはいけない点です。

●天然栄養素のほうが良い事が知れ渡ってきた → 天然サプリのほうが売れるぞ → でも天然サプリは原価が高いぞ → よーし、原価を抑えて、天然サプリに見えるようにすればいいんだ!

●無添加のほうが良い事が知れ渡ってきた → 無添加サプリのほうが売れるぞ → でも無添加サプリは原価が高いぞ → よーし、原価を抑えて、無添加サプリに見えるようにすればいいんだ!

メーカー側のこうした意図は知っておくべきです。
そして、そのうえで、「だまされないぞ」という意気込みで、読み解くのが大事。

読み解くお手伝いをするのがこのサイト。であるといいなぁ。

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